電話占い光苑 > 霊能者に聞く > 印象に残った相談実例 第2回
印象に残った、あるいは記憶に鮮明な相談を紹介して欲しいと言われ、さてさてどうしましょうかと迷いました。電話占い光苑に在籍する前からを含めますと、霊能者としての活動経験は15年近くあります。そのどれもが印象に残っており、“これだ!”と選ぶのも難しいかなと思ったもので。ですから、先日受けた直近のご相談についてお話ししてみたいと思います。
人は生まれ変わりを経て、今世に生を享けていると申します。魂はひとつ、でも器である肉体はそのときによって異なるという考えです。だから前世では男性だったけど、今世では女性といったパターンもあります。当然ですが、いつの世にどんな器で生まれ変わるかは、人の意思でどうこうできるものではありません。こちらでお話しするのは、そんな前世が影響している男女のお話です。お電話いただいたのは、兵庫県神戸市にお住まいの、そうですね、お名前も神戸さんとしておきましょう。
◆相談の概要◆
神戸さんからお電話いただいたとき、それほど深刻な魂の波動は感じませんでした。生き霊や邪霊といった霊障の存在も無く、失恋や人間関係の問題を抱えている方から感じられる負の波動は受けませんでした。相談に入る前に霊視してみたところ、その心を占めている要因は戸惑いでした。自分の感情や現状の出来事に、大きな迷いを感じているのが霊視できたのです。
ポツポツと話し始めた神戸さん。その間も私は霊視を続け、その心の中に一人の男性の姿を見ることができたのです。神戸さんの相談内容が、その男性のことであることがそのときハッキリとわかりました。「一人の男性の顔が見えました。左耳だけにピアスの穴のある、左利きの男性ですね。ガッシリした体育会系の人です」電話口の向こうで、神戸さんの息をのむ気配がしました。そして「はい、その通りです。凄く当たるって本当なんですね」と言う声で、本格的な霊視鑑定を始めることとなりました。
◆鑑定の内容◆
あらためてじっくりと、神戸さんを霊視してみました。現状とそして過去とをです。最初に見えた男性と、神戸さんが過去に3度会った様子が霊視できました。ですが接点を持ったと言うだけの過去のようで、文字通り会ったことが3度あるというだけのようでした。ですがその状況があまりにも珍しいので、「その男性に神戸さんは運命を感じたのですね」と聞いた私の霊視結果を神戸さんは認めたのでした。
兵庫県神戸市を拠点にして、全国に複数のパワーストーンの店舗を運営する神戸さん。新店舗の立ち上げやテコ入れなどにも足を運ぶので、忙しく全国各地を飛び回るようです。さらには旅行も好きで、毎年必ず海外旅行にも行くようでした。そんな中、その男性と北海道で初めて出会ったのでした。「初めては・・・そう、地元では有名な海鮮料理屋さんですね。満席の中、お二人が相席になった姿が見えます。特に連絡先は交換せず、その場だけ食事を一緒に楽しんだ様子ですね」私の霊視は当たったようで、神戸さんはただ、はいその通りですと答えるのでした。
二度目の出会いは、大きな聖堂が見えたのです。日本ではないな、と感じました。周りの風景に透視の力を集中すると、場所を示す看板が見えてきました。「お二人が再会したのは、ロンドンですね。ですが彼はそのとき貴女に気付かず、貴女も人違いかと思って声をかけられなかった」この霊視も的中していました。ですが私には見えていました。彼も神戸さんのことに気が付いていたのです。ただ神戸さんと同じように、人違いだと思って声をかけなかった思考が読めました。ですから実は二人ともお互いを意識してはいたのです。三度目に会ったのは、大都市である東京だと過去霊視できました。しかも人の多い新宿のレストランという、確率にしてどのくらいの低さなのか、とても想像できないほどです。「“僕たちはよっぽど食の好みが合うんですね”、そんな会話を交わしているお二人が見えますよ」と霊視結果を伝えると、神戸さんはただ驚くばかりの様子でした。
しかしこれは運命なのですね。ここまでくれば、やはりお二人には前世からの縁があるものと考えて良いでしょう。ですから私は今世の出来事を見る霊視から、前世透視へと霊能力を切り替えて神戸さんを見てみました。そして私は神戸さんの迷いをズバリ断ち切るように、「お二人は前世、そして前々世でも縁のあった深い間柄なのです。そして今世でも結ばれる運命にあるのですよ」とハッキリお伝えしました。そこでようやく、自分の気持ちに戸惑っていた神戸さんの心に、彼への恋愛感情がハッキリと浮かんできたのでした。
◆霊視鑑定後の経過◆
前世そして今世を霊視して、当然ですがお二人の未来も透視致しました。実はこれまでの三度の出会いは、お互いの存在を認識するために用意された運命の一環だとわかっていたからです。つまり四度目の出会い、そこでお二人は本当に結ばれることになるとの未来が見えたのです。遠隔霊視ですでに、彼が神戸さんに恋愛感情を抱いていることはわかりました。ただ神戸さんに「彼とはいずれ出会うことになるでしょう」と伝えたところ、「彼が運命の相手ならすぐにでも会いたい」とのことでしたから、少し出会いを早めるようにパワーを送った後、時期や場所を予知することとしました。
神戸さんから連絡があったのは、霊視鑑定から3ヶ月後でした。もちろん、予知によって見えていましたから、どんな報告が聞けるかもわかっていました。やはり見えた通り、彼と四度目の再会、そしてその場で彼から告白をされたそうです。神戸さんも彼の気持ちを受け入れ、自分たちの運命的な出会いと今こうしてお付き合いを始めることに、とても不思議な縁を感じているとのことでした。霊能者ではないから前世は見えないけれど、付き合い始めてからも、なんとなくずっと昔からお互いは知り合いだと感じられる、そんな安心感があると神戸さんは話されました。
ここをお読みの方の中で、「これは運命の出会いじゃないかな?」「自分の運命の相手はどこにいるの?」「まったく予想外の場面で、何度も同じ人と会う」といった経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか?貴女の運命の相手は案外身近にいたり、あるいはすでに出会っていたりすることもあります。眠っていた前世の記憶を呼び覚まし、運命を一気に動かすお手伝いも霊能者の役目だと思っていますので、どうぞお任せください。
印象に残った相談実例 一覧